慢性肝炎、肝硬変はどうやって診断する?

慢性肝炎、肝硬変はどのように診断するのですか?


慢性肝炎、脂肪性肝炎が進行して肝硬変になったかどうかは、肝臓の機能を反映する血中の物質を測定して調べます。肝細胞が合成しているアルブミン、解毒、排泄しているビリルビンなどが、肝臓の機能を反映します。最近では、ASTとALT、血小板、年齢から算出されるFib4-indexという数値を用いて肝線維化の指標としていいます。また超音波装置を用いた肝硬度測定(フィブロスキャン等)やMRIで、肝臓の硬さを調べることも可能となりましたが、様々なマーカーを組み合わせ、総合的に判断することが、肝硬変への進展を評価するためには重要です。一方で、前述の非侵襲的な方法でも正確な診断ができない場合は、肝臓に針を刺して、その一部を採取し、顕微鏡で観察する肝生検を行います。

慢性肝炎、肝硬変はどのように診断するのですか?
慢性肝炎、肝硬変の診断に有用な検査
Fib4-index ASTとALT,血小板,年齢から算出される線維化を表したスコアリングシステムです。C型肝炎では3.25以上, 脂肪肝炎では2.67以上で肝臓に高度の線維化を来している可能性が高いと言えます。(下記で計算可能です)
https://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/medicalinfo/eapharma
肝線維化マーカー 採血で肝臓の線維化の程度を推測する検査です。ヒアルロン酸やIV型コラーゲン7s, 近年ではM2BPGiやオートタキシンなどが測定されることがあります。
肝硬度測定 超音波装置では, 様々な方法で肝臓の硬さが測定可能です。フィブロスキャンは体外から肝臓に振動波をあてて、その伝わり方から肝臓の硬さを数値で表す検査です。

出典:
日本肝臓学会発行冊子「肝臓病の理解のために」2020,日本肝臓学会
https://www.jsh.or.jp/citizens/booklet/(2024年12月10日閲覧)
1 慢性肝炎、肝硬変 P6

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