肝がんとはどのような病気なのでしょうか?
がんとは私たちの身体の中で、正常なコントロールを受けなくなった「がん細胞」が自由に増殖を続ける状態です。がん細胞がどんどん増えると、臓器は正常な働きができなくなります。また、他の臓器にがん細胞が散らばる「転移」が起こると、その臓器も障害されます。肝がんとは、肝臓の中にできたがんのことです。統計では肺、胃、大腸、膵臓に続いて5番目に多いがんで、年間約3万人が肝がんで亡くなっています。
肝がんは慢性肝炎、肝硬変の患者さんに発生するのが大部分です。このため、慢性肝炎、肝硬変の患者さんでは、超音波などの画像検査と腫瘍マーカーを測定する血液検査を定期的に行って、肝がんを早期に発見することが重要です。
出典:
日本肝臓学会発行冊子「肝臓病の理解のために」2015,日本肝臓学会
https://www.jsh.or.jp/citizens/booklet/(2018年12月3日閲覧)
1 慢性肝炎、肝硬変 P6