経過観察の期間
退院後は、定期的に外来で体調や再発の有無を確認します。『甲状腺腫瘍診療ガイドライン』では、乳頭がんや濾胞がんの術後経過観察は最低でも10年、可能であれば20年以上できるだけ長期に行うことが望ましいとしています。
経過観察の頻度
術後経過観察の頻度については、ガイドラインなどに明確な記載はありませんが、一般的には手術後1~2年間は1~3カ月ごと、手術後2~3年間は6カ月ごとに実施されています。ただし、手術後に薬物療法が実施される患者さんでは治療内容に合わせた通院が必要となります。
経過観察の検査項目
術後の治療内容にもよりますが、一般的には問診、視診・触診のほか、必要に応じて血液検査、超音波(エコー)、X線、CT、MRI、シンチグラフィ―検査などを行います。