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甲状腺がんの診断と治療 Diagnosis and treatment

甲状腺がんの治療⽅針を決定するために実施する検査

頸部CT、MRI

甲状腺がんが大きい場合に、がんが気管や食道へ広がっていないかなど、がんと周囲の臓器の状態を観察するのに有用です。また、触診やエコーではわかりにくい骨のかげなどに隠れたリンパ節の腫れを見つけることも可能です。

肺CT

甲状腺がんにおいて、もっとも多い肺への転移の有無を確認することができます。

全身シンチグラフィ

(WBS:whole-body scintigraphy)

微量の放射性同位元素ほうしゃせいどういげんそを含む薬を服用し、その体内分布を特殊なカメラで映像化して、がんの再発や転移を確認します。ヨードを取り込む性質のある乳頭にゅうとうがんや濾胞ろほうがんには放射性ヨードシンチグラフィを用いることが多いです。

PET

(18F-FDG PETイメージング)

がん細胞が正常な細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込むという性質を利用した検査です。ブドウ糖に近い成分(FDG)を体内に注射し、その体内分布を特殊なカメラで映像化して、がんの再発や転移を確認します。

内視鏡検査

反回神経はんかいしんけいや気管、食道の内部へのがんの広がりを確認するために、気管および食道内視鏡検査を行うことがあります。

遺伝子検査

髄様ずいようがんの場合に、家族性(遺伝性)のものか散発性のものかを確認するために行われることがあります。