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味覚変化対策|食事の工夫

味覚変化対策

食事量が不足したことによる亜鉛不足や、抗がん剤・降圧剤による亜鉛排泄量の増加や吸収量の低下、放射線療法などによる唾液腺機能の低下(唾液量の減少)や味蕾細胞(味を感じる細胞)の破壊、分子標的薬の効果による味蕾細胞のターンオーバー遅延(細胞修復が出来ない)等、原因は様々です。

味覚障害?
  • 亜鉛の不足

    栄養補助食品で補いましょう。

    亜鉛の不足
  • 唾液の分泌不足

    食前にレモン水で口をすすぎましょう。よく噛んで食べましょう。(ガム等を利用する)→唾液の分泌が少ないと、口内炎の原因にもなります。

    唾液の分泌不足

味がない・薄いとき

  • 1

    かんきつ類を使用し、食材の味を引き立てる

  • 2

    冷ましてからたべる(人肌に冷ますと味が際だちます)

  • 3

    香味野菜や香辛料を使用する
    (ねぎ・三つ葉・にら・シソなどの香味野菜や、
    カレー・しょうが・梅などアクセントになるものを足す)

味がない・薄いとき

何を食べても甘いとき

甘い調味料(みりん・砂糖・ケチャップ等)を避け、ダシを効かせたあっさり味にする。
例)肉じゃがなどの煮物→けんちん汁などの汁物

何を食べても甘いとき

何を食べても苦いとき

特に塩気を苦く感じる場合は、塩分を控えめにし、かんきつ類を使用したり、食前にオレンジジュース等を飲んで味覚を刺激する。味噌汁など汁物としてたべることで、汁に包まれて苦味が和らぎ、比較的早く通過するので苦味をあまり感じずに済みます。

何を食べても苦いとき
監修:伊藤病院 外科 北川 亘 先生 / 臨床栄養室 高橋 優香 氏(がん病態栄養専門管理栄養士)
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