甲状腺ホルモンのはたらき
甲状腺ホルモンは、血液の流れに乗って全身の細胞にはたらきかけ、新陳代謝を活発にするはたらきをしています。
また、骨や神経、精神状態にも関わり、子どもの成長や発育を促進するなど、人間が生きていくうえで必要なホルモンです。
甲状腺ホルモンが多すぎるときの症状
甲状腺ホルモンは、生命維持のために重要で、その量は常に適正に保たれています。
分泌される量が多すぎると、全身の代謝が高くなり、心臓の動きが活発になり、少し動いただけでも脈拍が上がります。また、腸のはたらきが良くなり過ぎて下痢を起こしやすく、食欲はあるのに痩せていったり、神経が高ぶるため気持ちがイラつき、早口で興奮しやすくなったりします。
甲状腺ホルモンが多すぎると
甲状腺ホルモンが少なすぎるときの症状
逆に甲状腺ホルモンが不足すると、いつもだるくて眠くなったり、食欲が減退し、寒がりになります。また、物忘れが多くなったり、子どもの場合は発育不全を引き起こすこともあります。
なお、甲状腺がんの手術で甲状腺を切除すると甲状腺ホルモンが少なすぎる時と同じ症状があらわれます。
甲状腺ホルモンが少なすぎると