検査と治療はどのような流れで行いますか?
まずは医師による問診を受けたうえで、認知機能を調べる神経心理検査を行います。その結果、MCIや認知症が疑われる場合には、画像検査などを行ってその原因を調べます。神経の障害による認知症の場合には、アルツハイマー病を診断する検査など、より詳細な検査を行ってタイプを分類し、それぞれに応じた治療が行われます。
- 【Step1:MCI・認知症であるかどうかを診断します】
- 来院後、まずは「問診・神経心理検査など」を行います(※この段階で認知症以外の疾患が疑われる場合もあります)。その結果、「MCI・認知症の疑い」があるかを確認します。
- 【Step2:MCI・認知症の原因を調べます】
- 次に「画像検査など」を行います(※この段階で血管性認知症が疑われる場合もあります)。
- さらに、アルツハイマー病を診断する検査として「PET検査、脳脊髄液検査」を行います。
- 検査結果が「陽性」の場合はアルツハイマー病の疑いとなります。「陰性」の場合は、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、その他の神経変性疾患の疑いとなります。
治療を始めるにあたって
注意した方がいいことは?
以下のような場合はレケンビの投与ができない場合があります。
●レケンビの成分に対して過敏症注)を起こしたことがある
●脳のむくみや出血がある
●妊娠中または妊娠している可能性がある
●授乳中である
注)「皮ふの広い範囲が赤くなる」、「高熱(38℃以上)」、「のどの痛み」、「全身がだるい」、「食欲が出ない」、「リンパ節がはれる」などがみられ、その症状が持続したり、急激に悪くなったりすることがあります(厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル
薬剤性過敏症症候群」平成19年6月)。
※上記の条件に当てはまらない場合でも、複数のリスクがある場合や副作用が起きる可能性が高いと医師が判断した場合には、投与ができないこともあります。
治療を始める前の検査について
APOE遺伝子のタイプによっては、アミロイド関連画像異常(アリア)が起こる割合が高いことがわかっています7)。そのため、レケンビの治療を始める前に、APOE遺伝子検査の実施を考慮します。
7)日本認知症学会, 日本老年精神医学会, 日本神経学会, 日本精神神経学会, 日本老年医学会, 日本神経治療学会, 日本遺伝カウンセリング学会監修:認知症に関するAPOE遺伝学的検査の適正使用ガイドライン(第2版)2026; p18
詳細については医師にご確認ください。