レケンビとアルツハイマー病について

アルツハイマー病とは?

脳の神経細胞が減り、脳が萎縮することで症状があらわれる病気です。
軽度認知障害(MCI)や認知症の原因の1つです。

特徴
時間の経過とともに少しずつ症状が進んでいく「進行性」の病気。
徐々に新しいことが記憶しにくくなったり、具体的な出来事を忘れてしまったりする症状があらわれる。
原因
脳の中でアミロイドベータがたまり、それをきっかけにタウの変化や神経細胞の障害が進むことで起こると考えられている1)。
1)Pospich S, et al.: Science 2017; 358(6359): 45-46
アルツハイマー病の原因となるたんぱく質

アルツハイマー病の進行経過

アルツハイマー病によるMCIは下図のように長い時間をかけて少しずつ進行します。

※下記は目安です。年数や障害の程度ごとの状態像には個人差があります。

表はスクロール出来ます

障害の程度ごとの状態像

アルツハイマー病とアミロイドベータ

アルツハイマー病では、アミロイドベータは常に増え続けています。
水道に例えると、正常の場合、アミロイドは排水口から流れていきますが、アルツハイマー病の場合、排水する力が弱まり、アミロイドがたまっていってしまうことがわかっています。

水道に例えた場合

アルツハイマー病の進行

アミロイドベータがたまることがきっかけで、タウは脳内に広がり2)、神経細胞を障害し、いろいろな症状があらわれると考えられています。

アルツハイマー病の進行(イメージ図)

レケンビってどんな薬ですか?

「アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)」と「アルツハイマー病による軽度の認知症」に対するお薬です。
レケンビはアミロイドベータにくっつき取り除くことで、病気の進行をゆるやかにすることが期待されます。

作られ続けるアミロイドベータと集まってかたまりになったアミロイドベータの両方に作用

レケンビは「作られ続けるアミロイドベータ(かたまりの材料)」と
「集まってかたまりになったアミロイドベータ」の両方にくっつき取り除きます。

レケンビ治療で大切な2つのポイント

薬物治療を行ったときの認知機能の変化

アルツハイマー病の薬には、今あらわれている症状を緩和するための薬と、病気の進行を遅らせるための薬があります3,4)。

3)朝田隆:臨床精神薬理 2023; 26(2): 141-148
4)Cummings j : Drugs 2023; 83(7): 569-576

(イメージ図)

薬物治療を行ったときの認知機能の変化(イメージ図)