サルコペニアは自分でチェックできますか?
指輪っかテストで簡単にセルフチェックできます
サルコペニアは、ふくらはぎ周囲の長さを測る「指輪っかテスト」という簡単な検査法により自分でチェックすることができます。
ふくらはぎの一番太い部分が、両手の親指と人差し指で作った輪よりも小さく隙間ができれば、サルコペニアである可能性が高いと考えられます。指輪っかテストでは、体格にある程度比例する手の大きさを用いることで、ふくらはぎの筋肉量が体格に比べて維持されているかを自己評価できます。
指輪っかテストで隙間ができると、サルコペニアの危険度や発症リスクが高い可能性があります
日本の高齢者を対象とした研究では、指輪っかテストで隙間ができる方は、サルコペニアの有病率が高くなることがわかっています。隙間ができる方では、サルコペニアの危険度が6.6倍多く含まれ、2年間で新たにサルコペニアを発症するリスクが3.4倍高くなる結果が示されています。
Tanaka T et al.: Geriatr Gerontol Int 2018; 18(2): 224-232より作成
その他のサルコペニアのセルフチェック方法
開眼片脚立位・5回立ち座りテスト
サルコペニアを自分でチェックする簡単な検査法として、開眼片脚立位テストや5回立ち座りテストがあります。開眼片脚立位テストでは、いずれか片側でも8秒未満となった場合、5回立ち座りテストでは10秒以上となった場合に筋肉の機能が低下している可能性が高いと考えられています。
サルコペニアのセルフチェック法
〜イレブン・チェック〜
食事や運動、社会参加に関連する 11 の質問項目からサルコペニアをセルフチェックできます。回答は約1〜2分で完了しますので、ぜひ下記のリンクからチェックテストを受けてみてください。