サルコペニア予防における運動の重要性
運動療法は、筋肉量を維持したり、筋力低下を防ぐために重要です
従来、肝疾患の患者さんには安静が勧められていました。しかし、近年、過度な安静は筋力の低下や糖尿病、高アンモニア血症を引き起こすなどの悪影響を及ぼすと考えられています。
現在は、筋力低下に伴うさまざまな悪影響を防ぐために、患者さん個々の状態に合わせた運動療法が重要であると考えられています。運動療法には、ストレッチングや筋力トレーニング、バランス練習、持久力トレーニングなどがあります。
簡単な筋力トレーニングの一部を紹介しますので、日常生活の中に取り入れてみましょう。
*黄疸や腹水貯留のある非代謝期では、安静が必要です。
出典:
肝臓に優しい身体づくり~サルコペニアの予防方法~ P18,19,20,21
監修:鳥村 拓司 先生・川口 巧 先生
久留米大学病院 肝臓リハビリテーションチーム