サルコペニアの診断方法は?
サルコぺニアは、筋肉量の低下、筋力または身体機能(歩行速度)の低下を評価することで診断します
サルコペニアの診断は、一般的には年齢や握力、身体機能(歩行速度)、筋肉量をもとに診断されます。
サルコペニアの診断方法
肝疾患におけるサルコペニアの判定基準
日本では、肝疾患におけるサルコペニアの判定基準が2016年に日本肝臓学会から提唱され、その後、AWGSよりサルコペニア診断基準における握⼒のカットオフ値が、男性<28kg、⼥性<18kgに改訂されたことから1)、2021 年に「日本肝臓学会が提唱するサルコペニアの判定基準(第2 版)」に改訂されました。 握力を測定し、男性で28kg未満、女性で18kg未満の場合には筋肉量を測定します。CT検査またはBIA法により測定した筋肉量がそれぞれの基準を満たす場合にサルコペニアと診断されます。
出典:
AWGS:Asian Working Group for Sarcopenia(海外データ)
1) Chen LK et al. J Am Med Dir Assoc 2 020; 2 1(3): 3 00-307.e2.
#1. 肝疾患関連のサルコペニアは、肝疾患患者において筋⾁量の減少と筋⼒低下を来した状態と定義する。
#2. 握⼒測定に関しては、スメドレー式握⼒計を⽤いた新体⼒テストに準ずる。
#3. CT ⾯積は第三腰椎(L3)レベルの筋⾁量を原則として採⽤する。今回のデータは筋⾁量計測ソフトを⽤いて導かれたデータを採⽤した。筋⾁量計測ソフトを持たない施設においては簡易法としてL3 レベルでの腸腰筋の⻑軸X 短軸の左右合計(カットオフ値:男性6.0cm2/m2、⼥性3.4cm2/m2)やmanual trace 法によるPsoasmuscle index(カットオフ値:男性6.36cm2/m2、⼥性3.92cm2/m2)を⽤いてもよい。これらのカットオフ値は今後の検討により変更がありうる。
『日本肝臓学会編「肝疾患におけるサルコペニア判定基準(第2版)」より転載』
https://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/sarcopenia
(最終閲覧日:2024年12月参照)
出典:
肝臓に優しい身体づくり~サルコペニアの予防方法~ P8,9
監修:川口 巧 先生・松瀬 博夫 先生
久留米大学病院 肝臓リハビリテーションチーム
