患者さんからのメッセージ③

60代女性

可能な治療はすべて受けたい、という思いに

C型肝炎と診断された当時は病気に関する知識がなかったため、恐怖心などはありませんでした。
しかし、いろいろ調べていくうちに将来的には肝硬変や肝がんになるリスクがあるということが分かり、可能な治療はすべて受けたい、という思いに変わりました。
講演会などに参加し、正しい情報を得るよう心がけ、患者も賢くなる必要があると感じ、最新情報を勉強するようにしています。
何回かの治療でウイルスは除去できましたが、発がんのリスクは残っているため現在も経過観察をしています。

サプリや健康食品を試した時期も

治療中は、「肝臓にいい」と聞けばサプリや健康食品を試すほど、何かに救いを求めている時期がありました。
しかし、主治医からのアドバイスを受け、最終的には服用を止めました。 治療についても、主治医は私の希望や気持ちを受け止めてくださいました。
その上で「この治療はやってみたら?」「これは今はやめておいた方がいい」などと、私の身体や心に配慮した判断へと導いてくださいました。

仲間がいる。ひとりじゃない!

治療を繰り返しているうちに、精神的なうつ症状が出てきました。
眠れなくなり、精神科を受診するも効果はなく…。つらい気持ちを「とにかく誰かと分かちあいたい」という思いから、同じ治療をしている方のブログを必死になって探しました。
私自身もブログを立ち上げ、治療中の様子を公開すると、徐々に仲間が増えていきました。
「ひとりじゃない!」と思えたこと、仲間同士で励まし合えるようになったことで、気持ちが落ち着きました。
ブログを通じて患者会の存在も知り、そこでも新たな仲間との出会いがあり、精神的に大きな支えとなりました。

本来の自分を取り戻し、世界が広がる

うつ症状から「誰にも会いたくない・何も聞きたくない」という日が続きましたが、
ある日、病院の待合室でたまたま耳にした歌がスッと心に入っていました。
それをきっかけに、その歌を歌っているグループに夢中になり、CDを購入したりコンサートに出かけたり。行動的になって病気とは関係のない知り合いの輪も広がりました。
それからは「治療だけではなく、今できることをやろう!」という思いになり、筋力をつけるためにジムにも通うようになりました。
治療中心だった生活から本来の自分を取り戻し、家族からも「元気になった。若返った」と言われるまでになりました。

理解が深まりますように

肝炎=感染症、肝臓病=お酒の飲みすぎなど、肝疾患にはまだまだ差別や偏見があると感じています。 私自身も、身近な人には病気のことをなかなか話せませんでした。
これからは、より多くの方に肝炎を正しく知ってもらい、理解を深めて頂けるよう、患者会やブログなどを通して情報発信していきたいと思っています。
また、B型肝炎やC型肝炎は進行すると命にかかわる可能性があるということ、経過観察中でも定期的に検査を受けていくことが大事だということも、患者だからこそ伝えられることとして、啓発していければと思っています。

上記はNPO法人東京肝臓友の会を通じて、実際に肝がんを経験された方々よりメッセージをいただきました。

インタビュー実施の日時:2018年12月19日
場所:ちよだプラットフォームスクウェア内
患者さんの許可を得て掲載しております。

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