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運動合併症(ジスキネジア、ウェアリング・オフ)

パーキンソン病は症状の経過により、運動症状や非運動症状に加え、運動合併症を引き起こすことがあります。
こちらでは主な運動合併症である「ウェアリング・オフ」「ジスキネジア」をご紹介します。気になることがあれば専門医に相談しましょう。

「ウェアリング・オフ」

レボドパを何年も服用し続けていると、飲んで2〜3 時間もすると薬の効果が弱まってくるように感じることがあります。効果が薄れると(オフになると)、体が動かなくなる、姿勢が前かがみになる、ふるえが出る、暗い気分になる等、治療前の状態に戻ってしまいます。これを「ウェアリング・オフ(現象)」といいます。 1日のうちで、薬が効いている時間(オン)と効いていない時間(オフ)を何度も繰り返すので、レボドパの服用量や回数を調整します。

ウェアリング・オフ現象時のドパミン濃度

病気が進行すると、血液中に取り込まれたL- ドパの濃度の上昇と、その後の減少が急激に起こりやすくなります。そのため、薬が効きすぎたり効かなくなったりする時間帯があらわれやすく、症状も変動しやすくなります。

ジスキネジアとジストニア

レボドパは体を動かす働きをするドパミンを補充する薬のため、長年服用してると運動にかかわる副作用もあらわれてきます。その一つが「ジスキネジア(不随意運動)」。手足や肩等がくねくね動く、口がもごもぐ動くなど、自分の意思と関係なく、体が勝手に動いてしまう症状です。 5年以上薬を服用しているとかなりの確率で見られます。また、痛みを伴う筋肉の収縮や硬直(足が内側に曲がったり、体が突っ張る等)が続いたり繰り返し起こる「ジストニア」という症状が出ることもあります。特に早朝や薬が切れたときに出やすいのが特徴です。

ジスキネジア(不随意運動)