PD

つまずきながらも笑顔で歩く

私はパーキンソン病と診断されて12年となり体調の悪さとの戦いの日々です。

私は15歳で中学を卒業し工場に就職しましたが、その頃から、二つの強固な夢を心中深くに秘めていました。

外国語、具体的には英語を自在に話せるようになりたいということ、それに大学で学びたいということでした。世間知らずの若者が仕事に追われながらも通信教育で高校の全課程を修了できたのも夢に支えられてのことでした。

30歳の頃には勉学への欲求が更に高まりましたが、一方職場では重い責任を付与され、とても大学入学どころではありませんでした。それならせめて英語をと思い基礎英語、英会話を5年間学びましたが満足できるものではありませんでしたし、日常的に使うものでもなくさび付く一方というところは同感される方も少なくないと思います。

思えば8年前パーキンソン病になって4年がたった頃です。このまま何もしないでいるのは耐えられないと思い58歳で大学への入学を決めました。入学し、あくまで卒業を目指しました。

23年間離れていた英会話も大学のサークルも含め6年間学べました・・・残念ながら若い時に比して粗漏ない英語能力を習得するには、時すでに遅きに失したかもしれませんが。

通信制とは言え、一般大学の30%程度は通学し授業を受けてレポート提出、試験の成績により、認定されます。論文形式の試験もあり、字を書くのが遅く苦労しました。それと体調も悪くつらいときもありましたが、6年かけて卒業しました。卒業年数は平均8年かかると言われますが私は6年で卒業することができました。その時の頑張りはその後の大きな自信となりました。

今でも、病気に負けてはいられないと言う思いもあり、1週間の動きとしてリハビリ2回スポーツ2回外出2回(1回は事務所の当番、友人との交流に心掛けています)そして1日平均7000歩以上歩いています。

事務所の仕事としては名簿管理、入会、退会の掌握、会費納入の管理、冊子発送に伴う住所作成データを作る作業をやらなくてはなりません。仕事内容としてはパソコンに精通している人向きの仕事ですが私の場合文字がやっと打てる程度のレベルですし、夜になると全く打てなくなります。昼間でも1回の薬でパソコン作業1時間ほどしか取れず1日で最大3時間です。

仕事は楽しいことが基本です。その為には得意分野で力を尽くすことが理想ですが、なかなかうまくいきません。健常者の方の応援が必要です。よろしくお願いします。

パソコン音痴の私が今は頑張らないとと思いパソコン教室に通い始めました。今は時間が取れないが学びたいという気持ちが抑えられないほど強いのです。現在五里霧中状態ですが、必ずパソコン作業も楽しんでいけるだけの力をつけていきますので、長い目で見守っていただければと思います。

※上記コラムについては、全国パーキンソン病友の会の会報誌に掲載された内容を個人が特定できない形に修正した上で、同会のご承諾のもと掲載しております。